その「我慢」、本当にあなただけの問題ですか

「私さえ黙っていれば」「私が折れれば家族が穏やかでいられる」——そう自分に言い聞かせながら、毎日を過ごしている方は少なくありません。

その我慢は、たしかに表面的には平和を保っているように見えます。けれど、長く続く我慢は、目に見えないところで何かを壊し続けているのかもしれません。

我慢が積もっていくと、何が起きるのか

我慢は、コップに水を一滴ずつ注ぐようなものです。少しずつなら気にならない。でも、限界が来たとき、ささいなことで一気にあふれてしまいます。

「あんなに我慢してきたのに、自分でも信じられないくらいキレてしまった」「最近、家族と顔を合わせるのもつらい」——こんな状態になっていませんか。これは、コップがもう限界まで満たされているサインです。

そして気づかないうちに、こんなことも起きています。

  • 自分の気持ちが何なのか、わからなくなってくる
  • 家族と一緒にいても、ひとりぼっちのように感じる
  • 「自分の人生は何だったんだろう」と考える瞬間がある
  • 笑うことが減った、心から楽しいと思える時間がない

「丸く収める」ことの代償

「私が我慢すれば丸く収まる」という言葉の裏には、ある事実が隠れています。それは、「丸く収まる」と言いながら、収まっていないのはあなたの心だけだということ。

家族は、あなたが我慢していることに気づいていないかもしれません。あるいは、気づいていても「いつも通り」だから受け止めてしまっているかもしれません。一番大切にされるべきあなた自身の気持ちが、ずっと後回しになっている状態です。

我慢をやめることは、わがままじゃない

「でも、ここで私が言ったら、家族が傷つくかもしれない」——そう思って、また飲み込んでしまう方が多くいらっしゃいます。

けれど、自分の気持ちを大切にすることは、わがままではありません。あなたが心から穏やかでいることが、家族にとっての本当の安心でもあるのです。あなたが無理して保っている表面的な平和より、ずっと深いところで家族をつなぐ力になります。

言葉にすることから、はじめましょう

とはいえ、長く我慢を続けてきた人ほど、急に気持ちを表現するのは難しいものです。「何を感じているのか、自分でもわからない」というところから始まることがほとんどです。

こころ調査室のカウンセリングでは、まず自分の気持ちに気づくことを一緒に進めていきます。「言わなきゃ」「変えなきゃ」と急ぐ必要はありません。安心して話せる場所で、少しずつ、自分の心の声を聞き直していく時間をつくります。

我慢の限界が来る前に、どうかご自身の心にも目を向けてあげてください。

ひとりで抱えてきた我慢を、少しだけ言葉にしてみませんか。LINEから匿名でご相談いただけます。

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