その「我慢」、本当にあなただけの問題ですか?|「私さえ我慢すれば」と思っているあなたへ

「私さえ我慢すれば、丸く収まる」
そう思って、言いたいことを飲み込んだことはありませんか。

家族のため。
夫や妻のため。
子どものため。
職場の人間関係を悪くしないため。
相手を傷つけないため。

誰かのことを考えて、自分が少し我慢する。
それ自体が悪いわけではありません。
人と一緒に生きていれば、ときには譲ったり、我慢したりすることもあります。

でも、
いつも我慢するのが自分になっている。
そんな状態が続いているなら、一度だけ立ち止まって考えてみてもいいのではないでしょうか。

「私は、本当はどうしたいんだろう」と。

「私さえ我慢すれば」と思っていませんか?

本当は嫌だった。
本当は傷ついていた。
本当は分かってほしかった。

でも、
「こんなことで怒るのは大人げない」
「相手も大変なんだから仕方ない」
「私が我慢すれば済むことだから」
そうやって、自分の気持ちを後回しにしてしまう。

そして誰かに、
「大丈夫?」
と聞かれれば、
「うん、大丈夫」
と答える。
そんなことを繰り返している人もいます。

でも、「大丈夫」と言えたことと、本当に大丈夫であることは同じではありません。

もし心当たりがあるなら、
「大丈夫」と言ってしまうあなたへ|本当はつらいのに言えないとき
という記事も読んでみてください。

我慢すること自体が悪いわけではありません

ここで伝えたいのは、
「我慢なんてしてはいけない」
ということではありません。

人間関係では、自分の思い通りにならないこともあります。
相手の事情を考えて譲ることもあります。
その場では言わない方がいいこともあるでしょう。

大切なのは、
「我慢したかどうか」ではなく、「自分の気持ちまで無かったことにしていないか」
だと僕は思っています。

相手に言うかどうかは、そのあと決めればいい。

まず、
「本当は嫌だった」
「悲しかった」
「腹が立った」
「もう少し大切にしてほしかった」
と、自分自身が自分の気持ちに気づくこと。

そこから始めてもいいのです。

自分の気持ちが分からなくなることもあります

我慢することが当たり前になっていると、
「あなたはどうしたい?」
と聞かれても、すぐに答えられないことがあります。

相手がどう思うか。
家族はどうなるか。
迷惑をかけないか。
そんなことはたくさん浮かぶのに、
「自分はどうしたいのか」が分からない。

それは、すぐに答えを出さなければいけない問題ではありません。

昨日は「もう無理」と思ったのに、今日は「やっぱり我慢できる」と思う。
そんなふうに気持ちが揺れることもあります。

自分でも自分の気持ちが分からなくて戸惑っている方には、
感情の波がつらいとき|昨日は平気だったのに今日はつらいあなたへ
という記事もあります。

誰かに話そうとすると、涙が出ることもあります

ずっと我慢してきたことを誰かに話そうとしたとき、
自分でも思っていなかったのに涙が出ることがあります。

「泣くつもりなんてなかった」
「ちゃんと説明したかったのに」
そう思うかもしれません。

でも、泣いてしまったからといって、話すのをやめる必要はありません。

こころ調査室では、泣いてしまっても、途中で言葉が止まっても構いません。
うまく説明する必要もありません。

このことについては、
話そうとすると涙が出る人へ|カウンセリングは泣いてもいい場所です
でも詳しく書いています。

夜になると、考え続けてしまう人へ

昼間は普通に過ごしている。
仕事もできる。
家族とも話している。

でも、一人になった夜になると、
「あのとき本当は嫌だった」
「どうして私ばかり我慢しているんだろう」
「これからもずっとこのままなのかな」
と考え続けてしまう。
そんな人もいます。

眠れない原因は一つではありません。

ただ、布団に入ると悩みや考え事が止まらなくなるという方には、
眠れない夜が続くとき|考え事や不安で眠れないあなたへ
という記事もあります。

眠れない状態が続く場合や、心身の不調が続いている場合には、医療機関などへ相談することも大切です。

こころ調査室のカウンセリングは医療行為ではなく、病気の診断・治療・投薬を行うものではありません。

「我慢をやめる」より、まず自分の気持ちを知る

「我慢しないようにしましょう」
と言われても、簡単にはできないと思います。

今まで我慢することで保ってきた関係もあるでしょう。
急に相手にすべてをぶつければいい、という話でもありません。

だから、こころ調査室では、
「我慢をやめましょう」から始めるのではなく、「本当はどう感じているんでしょうね」と一緒に考えることから始めます。

相手に伝えるのか。
今は伝えないのか。
少し距離を置くのか。
何かを変えるのか。
まだ何もしないのか。

答えは、その人によって違います。

まずは自分の気持ちを整理してから考えても遅くありません。

「こんなことで相談していいのかな」と思ったら

「もっと大変な人はいる」
「まだ我慢できる」
「普通に生活できている」
そう思って、相談すること自体をためらっている人もいるでしょう。

でも、相談するために「ここまで我慢したら」という基準はありません。

「少し誰かに話してみたい」
そう思った時点で、話して構いません。

「カウンセリングを受けるほどではない」と感じている方には、
「カウンセリングを受けるほどじゃない」と思っているあなたへ|相談する目安は?
という記事もあります。

こころ調査室では、初回60分のカウンセリングを無料で行っています。

一度話してみて、
「自分の気持ちが少し分かった」
「もう大丈夫そう」
と思えたなら、それでも構いません。

無理に継続をおすすめすることもありません。

いつも誰かのために我慢しているなら、
一度くらい、
「私は本当はどうしたいんだろう」
と考える時間を持ってもいい。

答えが分からなくても大丈夫です。
その答えを、一緒に探していきます。

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matumotoiyashi
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