浮気の「証拠が必要」と言われたら|調査する前に考えてほしいこと

配偶者の浮気を疑っている。
友人に相談したら、
「証拠を取った方がいいよ」
と言われた。

インターネットで調べても、
「証拠が重要」
「探偵に依頼した方がいい」
という情報がたくさん出てくる。

そうすると、
「早く証拠を取らなければ」
と焦ってしまうことがあります。

確かに、離婚や慰謝料請求などを考えている場合、事実を裏付ける資料が重要になることがあります。

でも、その前に一度考えてほしいことがあります。

あなたは、その証拠を何のために必要としているのでしょうか。

こころ調査室では、浮気を疑っている方から相談を受けたからといって、すぐに調査をおすすめすることはありません。

まずは、
「何が起きているのか」
そして、
「自分はこれからどうしたいのか」
を一緒に整理することから始めます。

「証拠が必要」と言われても、目的は人によって違います

同じ「浮気の証拠が欲しい」という相談でも、その理由は人によって違います。

離婚したい。
慰謝料請求を考えている。
浮気相手が誰なのか知りたい。
本当に浮気しているのか事実だけ確認したい。
相手が嘘をついているのか確かめたい。
離婚するつもりはなく、関係を修復したい。

あるいは、
「このまま何も分からない状態でいることがつらい」
という人もいます。

目的が違えば、必要になる行動も同じとは限りません。

だから、
「浮気を疑ったら、まず証拠」
と一律に考える必要はありません。

証拠を取ったあと、どうしたいですか?

これは、とても大切な問いです。

もし浮気の事実が確認できたら。
そのあと、自分はどうしたいのか。

離婚したいのか。
夫婦関係を続けたいのか。
まだ分からないのか。
相手と話したいのか。
今は話したくないのか。

もちろん、調査する前にすべて決めておく必要はありません。
実際に事実を知ってから気持ちが変わることもあるでしょう。

でも、
「証拠を取ることそのもの」が目的になっていないか
は、一度考えてみてもいいと思います。

証拠は、その後の判断や行動のための手段の一つです。
証拠を手に入れることが、悩みの終わりになるとは限りません。

「事実を知りたい」と「離婚したい」は同じではありません

浮気を疑っていると、
「本当のことを知りたい」
という気持ちが強くなることがあります。

でも、
事実を知りたいことと、離婚したいことは別です。

浮気しているのかどうかだけ確認したい。
もし事実なら相手と話し合いたい。
関係を修復できるならしたい。
まだ離婚するかどうかは考えられない。

そういう気持ちでも構いません。

こころ調査室では、
「浮気なら離婚」
「証拠が取れたら慰謝料請求」
という方向へ相談を誘導することはありません。

これからどうしたいのかを決めるのは、相談者自身です。

気持ちが決まっていない状態で相談しても大丈夫です

「どうしたいのか分からないなら、相談しても仕方ない」
と思う必要はありません。

むしろ、
分からないから誰かと話してみる。
それでもいいのです。

「離婚したい」と思う日もあれば、
「やっぱり離婚したくない」と思う日もある。

怒りが強い日もあれば、
悲しくなる日もある。

相手を許せないと思った直後に、
「でも嫌いになれない」
と思うこともあるかもしれません。

そんなふうに気持ちが揺れているときに、急いで結論を出す必要はありません。

まず、
「自分は今、何に一番つらさを感じているのか」
から整理していきます。

こんな段階でカウンセリングを受けてもいいのかな」と迷っている方は、「カウンセリングを受けるほどじゃない」と思っているあなたへ|相談する目安は?も読んでみてください。

法的な目的があるなら、先に専門家へ相談する選択肢もあります

離婚、慰謝料請求、財産分与、親権など、具体的な法的手続きを考えている場合には、弁護士など法律の専門家へ相談することが重要です。

必要な証拠の種類や、いつ・どのような方法で事実確認を行うべきかは、個別の事情によって異なります。

そのため、こころ調査室では、
「この証拠があれば裁判で勝てます」
「今すぐ調査しなければ証拠がなくなります」
「まだ待っても大丈夫です」
といった法的な判断は行いません。

法律上の判断が必要な場合には、弁護士等へ確認してください。
法テラスなどの公的な相談窓口を利用する方法もあります。

先に弁護士へ相談してから、調査を考えてもいい

「探偵へ依頼して証拠を取ってから弁護士へ行く」
という順番しかないわけではありません。

法的な請求を目的としているなら、
まず弁護士に相談して、自分の場合には何が必要なのかを確認する。

そのうえで、
「事実確認が必要」
「このような資料が必要」
となった段階で調査を検討する方法もあります。

必要のない調査に費用をかけることを避ける意味でも、目的を先に整理しておくことは大切です。

こころ調査室が、まずカウンセリングを行う理由

こころ調査室には、心理カウンセリングと調査の両方があります。

でも、二つを同じようにおすすめしているわけではありません。

中心にあるのは心理カウンセリングです。

相談者の話を聞き、
何が起きているのか。
何が一番つらいのか。
何を知りたいのか。
これからどうしたいのか。
まずそこを整理します。

その結果、
「やはり事実を確認したい」
と相談者自身が考え、そのために調査が必要なのであれば、調査という選択肢があります。

反対に、
「話してみたら、今は調査しなくてもいいと思った」
という結論でも構いません。

調査をすることを前提にカウンセリングをするわけではありません。
ここは、こころ調査室が大切にしているところです。

調査をするか迷っている段階でも相談できます

「浮気している気がする。でも確信はない」
「調べるべきなのか分からない」
「証拠が欲しいのか、自分でも分からない」
「離婚するかどうかも決められない」

その段階でも相談できます。

むしろ、まだ何も決まっていないときだからこそ、
一度、自分の気持ちを整理する。
そこから始めてもいいと思います。

こころ調査室では初回60分のカウンセリングを無料で行っています。

名古屋市・日進市を中心とした近郊への出張・訪問型なので、相談しやすい場所についても一緒に考えます。

一度話したからといって、調査を依頼する必要はありません。
無理に継続カウンセリングをおすすめすることもありません。

証拠より先に、考えてほしいこと

浮気を疑っているとき、
「真実を知りたい」
と思うのは自然なことです。

そして、そのために調査が役立つ場合もあります。

でも、
証拠を取ることと、その後どう生きていくかは別の問題です。

離婚する。
関係を修復する。
まだ決めない。
まず事実だけ確認する。

どの選択をするにしても、その人生を歩いていくのは相談者自身です。

だからこころ調査室では、
「証拠を取りましょう」から始めません。

まず、
「あなたは今、何を知りたいのか。そして、その先でどうしたいのか」
そこから一緒に考えます。

その結果として必要なら、調査という手段を使えばいい。

証拠は目的ではなく、
自分自身でこれからを選ぶための手段の一つ。
こころ調査室は、そう考えています。

投稿者プロフィール

matumotoiyashi
matumotoiyashi