「大丈夫」と言ってしまうあなたへ|本当はつらいのに言えないとき
「大丈夫?」
そう聞かれると、本当はつらいのに、つい
「うん、大丈夫」
と答えてしまう。
あとになって一人になると、
「本当は全然大丈夫じゃないのに」
と思う。
そんなことはありませんか。
誰かに悩みを打ち明けるのは、思っている以上に勇気がいることです。
「こんなことで相談したら迷惑かな」
「自分が我慢すれば済むことだ」
「心配をかけたくない」
そう考えて、言いたかったことを飲み込んでしまう人もいます。
でも、口では「大丈夫」と言えたことと、本当に大丈夫であることは、同じではありません。
まずは自分自身にだけでも、
「本当はちょっとつらい」
と言ってみてもいいのだと思います。
本当はつらいのに「大丈夫」と言ってしまうのはなぜ?
理由は、人によって違います。
心配をかけたくない。
弱いと思われたくない。
話しても分かってもらえない気がする。
自分より大変な人がいると思ってしまう。
ずっと「しっかりした人」でいたから、今さら弱音を吐けない。
あるいは、あまりにも「大丈夫」と言うことに慣れてしまって、自分でも本当の気持ちがよく分からなくなっていることもあるかもしれません。
だから、
「大丈夫と言ってしまう自分はおかしい」
と決めつける必要はありません。
大切なのは、なぜそう言ってしまうのかを急いで分析することより、
「本当の自分はどう感じているんだろう」
と、少しだけ自分の気持ちに目を向けてみることです。
「大丈夫」と言ったあと、一人になるとつらくなる
人といるときは普通に笑える。
仕事もできる。
家族ともいつも通り話せる。
それなのに、一人になると急に気持ちが沈む。
昨日は平気だったのに、今日はつらい。
そんなふうに気持ちが揺れることもあります。
そこで、
「昼間は普通だったんだから、本当は大したことない」
と自分の気持ちを打ち消さなくても構いません。
笑っていた自分も、今つらいと感じている自分も、どちらも自分です。
気持ちの揺れについては、
感情の波がつらいとき|昨日は平気だったのに今日はつらいあなたへ
でも詳しく書いています。
体や生活に変化が出ているときは
つらさが続いていると、
眠れない。
食欲が変わった。
以前好きだったことを楽しめない。
涙が出る。
人に会うのがおっくうになる。
身体の不調が続く。
といった変化を感じることもあります。
こうした変化にはさまざまな原因が考えられるため、それだけで心の状態を判断することはできません。
ただ、いつもと違う状態が続いているなら、
「まだ大丈夫」
と無理に片づけず、自分の心や身体に目を向けるきっかけにしてみてください。
心身の不調が続いている場合や、日常生活への影響が大きい場合には、医療機関など専門的な窓口へ相談することも大切です。
こころ調査室のカウンセリングは医療行為ではなく、病気の診断や治療、投薬を行うものではありません。
誰かに話すことで、自分の気持ちが見えてくることがあります
頭の中だけで考えていると、同じことを何度も考えてしまうことがあります。
でも、誰かに話そうとして言葉にすると、
「自分はこれが嫌だったんだ」
「本当は寂しかったんだ」
「本当はこうしたかったんだ」
と、自分でも気づいていなかった気持ちが見えてくることがあります。
すぐに解決策を見つける必要はありません。
まずは、
自分が何を感じているのかを知る。
それだけでも、次にどうしたいのかを考えるきっかけになります。
話そうとすると、涙が出てしまっても大丈夫です
「誰かに話してみよう」
と思ったのに、いざ話そうとしたら涙が出て何も言えなくなった。
そんなこともあります。
泣くつもりなんてなかった。
ちゃんと説明したかった。
そう思うかもしれません。
でも、泣いてしまったからといって、相談できないわけではありません。
こころ調査室では、泣いてしまっても、言葉が止まってしまっても構いません。
このことについては、
話そうとすると涙が出る人へ|カウンセリングは泣いてもいい場所です
でも書いています。
身近な人だからこそ、話せないこともあります
家族や友人に相談できるなら、それも大切な方法です。
でも、
「心配をかけたくない」
「関係を変えたくない」
「どう思われるか気になる」
という理由で、身近な人だからこそ話しにくいこともあります。
そんなときには、利害関係のない第三者に話すという選択肢もあります。
こころ調査室では、最初から話を整理してくる必要はありません。
「何から話せばいいのか分からない」
「自分でも何がつらいのか分からない」
「ただ、なんとなくしんどい」
そこからでも構いません。
一緒に話しながら整理していきます。
「カウンセリングを受けるほどじゃない」と思っているなら
ここまで読んでも、
「でも、私より大変な人はいっぱいいる」
「普通に生活できているし、カウンセリングを受けるほどではない」
と思うかもしれません。
こころ調査室では、悩みの大きさで相談していいかどうかを決める必要はないと考えています。
「少し誰かに話してみたい」
それだけでも構いません。
このことについては、
「カウンセリングを受けるほどじゃない」と思っているあなたへ|相談する目安は?
でも詳しく書いています。
こころ調査室では、初回60分のカウンセリングを無料で行っています。
話してみて、
「少し整理できた」
「もう大丈夫そう」
と思えたなら、それでも構いません。
無理に継続をおすすめすることもありません。
いつも誰かに「大丈夫」と言っている人ほど、
ここでは無理に「大丈夫」と言わなくてもいい。
うまく話せなくてもいい。
何を話したいのか分からなくてもいい。
まずは、そのままで来てください。
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